「中○日とかよく言ってるけど、あれは何なのか。」
「試合の中継で、ベンチ入り投手が紹介されると一人か二人先発要員の人が入っているけど、あれは?」というようなことについて書いていきたいです。
・まず、前提として、日程。
日本の場合、週に1回は移動日などといって試合がない日があるのが普通です。
(セは月曜、パは木曜に試合がないことが多いですね)
メジャーの場合、毎日あるのが基本で「定期的な休み」というのはないようです・・
・中○日というのは登板間隔です。
毎週同じ曜日に投げる人は中6日です。
・メジャーは中4日で投げるのが基本です。
日本でシーズン通して中4日という経験の無い投手たち(日本人メジャー)もなんとかこなしています。
・中4日だと先発ローテーションは5人いれば十分です。
・日本では中4日はたまにありますが(日本人投手)、シーズンとおしてというのは酷だという考え方のようです。
・日本にきた外国人投手の中には中4日のほうが調整しやすいという人もいます。
・日本で「理想」とされているのは、週1日の休み、6連戦を
6人のローテーション投手が中6日でまわるというスタイルです。
・これは、6連戦がつづく場合、「毎回、同じ調整でいい」ということも大きいです。
・先発投手の不足から、ローテーション投手5人となると、日本の週1日休み、6連戦基本のスケジュールだと、中5日が基本、たまに中4日(週に一人は)ということになります。
・このように、「毎回投げるたびに登板間隔がちがう(調整法が変わる)」ということを嫌っている部分はあります。
・解説者や実況アナが「先発6人は欲しい」というのはこのためです。
・つづいて、ベンチ入り投手について
・現在ベンチ入りの「登録」は28人(1軍枠)、実際のベンチ入りは25人となっています。
・3人1軍登録されながら、ベンチ入りできない選手がいます。これは、先発要員でその日の登板(先発)で無い人がこの3人になることが多いです。
・ちなみにメジャーはベンチ入り25人ですが、これには全ての先発ローテーション投手も含みます。その分、メジャーは「野手の控え」の枠が日本に比べると狭くなっています。
中村ノリが苦労しているのもそのためです。
・1軍「登録」28人のうち12人が投手というチームが一番多いです。(11人や13人というチームもあります)
・12人のうち3人がベンチに入りませんので、一般的にベンチ入り投手は9人といえるでしょう。
・そのうち先発(その日のスタメン投手)が1人いますので、「控え」としては8人。
・5人で先発をまわしているチームは一人、6人で回しているチームは二人、先発要員の投手もベンチ入りすることになります。この投手が試合中に起用されるということはまずありません。例えば、日程上次の先発まで間隔があいているとか、前回登板で早い回でKOされたときなどは起用される可能性もあります。
・ここで残った6〜7人が純粋に「抑え、中継ぎ」で使える投手といえるでしょう。
・では、そのうちわけを
・抑え投手(クローザー)1人・・・基本的にセーブがつく場面でしか投げない投手。一人に決めたほうがいいでしょう。なかなか決まるまで(人選)は時間がかかるものですが・・(巨人など)
・勝ちパターン中継ぎ投手(セットアッパー)2〜4人・・・勝ち試合のみならず、僅差の負け、同点含めて信頼して使える投手。当然チームが強いと充実してきます。左右バランスよく揃えるのが好ましい。ついつい使いすぎてしまうので(登板過多)大事に使いたい。
・敗戦処理投手(2〜3人)・・先発が序盤に大量点でゲームを壊したりしたときなどに投げる投手。あまり、信頼されてないわけですが、ここでの好投からステップアップしていく場合多数あり。
強いチームほど、中継ぎの役割がはっきりしてきます。
強いチームと弱いチームの差が顕著にでるのは、先発が疲れはじめる、6回、7回の段階で出す投手の信頼度です。(セットアッパーの部分の層の厚さ)
あなたのひいきチームはだれがどの役割をしているか考えてみるのも面白いでしょう。
需要も少ないうえに、あんまり見本にもなってないのですが(苦笑)まとめてみると普段気づかないことも見えたりして面白いですね。
先発休みのベンチ入りのひとって、試合前はいっしょに練習して、あとはベンチで見てるって感じなんですかね。あんまりその辺着目してみたことないです^^;