はじめまして。
いつも参考にさせて頂いております。
初心者野球ファンのはせどんと申します。
最近、野球を見るようになって気になり始めたのが、
「選手のニックネーム」です。
名前とは関係ないものも多く、
「なんでそう呼ばれてるんだろう?」
と非常に気になっております。
よろしければ、選手のニックネームとその由来を教えて下さい。
気になってるのは
日ハムの田中幸雄選手の「コユキ」です。
「ゆきお」の「ユキ」なのはわかるのですが、
なぜ「コ」がつくのでしょうか?
とりたてて小さいわけでもないし・・・
よろしければ教えてください。
解答
いいちくんさま
はじめまして。
どの選手のニックネームなのか分かりませんが、一般的な選手について回答させていただきます。
G:清原→「番長」
写真週刊誌の連載に清原選手を特集した「番長日記」というものがあり、そこから番長というニックネームになりました。
YB:三浦→「ハマの番長」
特徴とも言えるリーゼントから。本物というウワサも。
YB:佐々木→「大魔神」
ストッパーとして定着しスポーツ紙に「魔神」と書かれるように。チームも好調な97年頃から「ハマの大魔神」というのが一般的に。
M:黒木→「ジョニー」
演歌歌手の山本譲二氏に似てるというとこから。
誰もが知っているニックネームはこんなとこでしょうか。
他にも気になったニックネームがあれば教えてください。
>カネシゲ監督
補足情報としていくつか。
田中幸雄選手に関しては、なんと入団時に同姓同名の選手がいまして…
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-White/7587/koyuki.html
上記のサイトに詳しいですよ。
そのお二人を並べた時に、小さいほうだったので「コユキ」となったようです。
で、「ジョニー黒木」のニックネームにも諸説ありまして「ジョニ黒」というお酒が由来だと聞いたこともあります。
あと、横浜の佐々木投手の「大魔神」に関しては、漫画家のやくみつる氏がいちおう言いだしっぺだそうです。
(やくみつる氏ご本人がそう言ってるので)
あと思いつくニックネームといえば…
阪神・金本選手の「アニキ」などがありますが、「頼れるアニキ!」程度のそのまんまの意味しかないです。たぶんファンが自発的に言い出しました。
ちなみにその弟分の藤本選手は自分で自分を「ウッキー」と言っていますが(サルっぽいので)、残念ながらニックネームとしてはあまり定着はしていません(笑)。
以下のサイトには、コユキこと田中幸雄選手が「田中雄」と表記されていた時代のスコアボード写真があります。
当時の日本ハムには田中姓の選手が他にも複数いたそうです。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~winters/fighters/fighters09.html
当時は田中富雄投手も在籍してまして、「富雄」を「リッチー」、「幸雄」を「ハッピー」と呼んでいたとかいないとか。
最近読んだので感心したのは、阪神に在籍していた古沢投手の「バーディー」です。
カッコいいなと思っていたのですが、江夏氏によると「ゴルフで数字どおりに打てばパー。すなわち平均。それより一打少ないとバーディー。それに引っ掛けて古沢は「パー」より下だと。
ちょっと古い選手でしたが、ゴルフをする人にはわかってもらえるかな、と。
似ているかどうか、もう一度丸刈りにしたら分かるのではないでしょうか。
オオユキさんは、近鉄を相手にノーヒットノーランを達成したあの方ですね。
「ゴジラ」の由来については、以下のサイトが非常に詳しいです。
http://www.nifty.com/bizguide/database/tip_05.htm
この1年余りで「赤ゴジラ」というニックネームが定着したのが、広島カープの嶋重宣選手(2004年の流行語大賞にまでノミネートされました)。
嶋選手は、今年でプロ11年目になりますが、たぐいまれな打撃センスを持ちながら、いろいろな事情でなかなか1軍に上がれず、去年になっていきなりブレイク。
背番号が松井秀選手と同じ「55」で、広島カープが、その赤いヘルメットから「赤ヘル」の別名で呼ばれることから、「赤ゴジラ」となりました。
名付け親は、中国放送のスポーツ部で長年カープ担当を続けている田辺一球氏です。
ついでながらカープの「赤ヘル」という名は、正しくは「赤ヘル軍団」。
1975年に猛打線で優勝したときに、名付け親はわからないのですが、いつのまにかそう呼ばれており、やはりその年の流行語大賞にノミネートされました。
球界で赤、しかも努力家で、松井秀選手や嶋選手同様に、どんなプロ野球ファンにも愛される(そして試合では必ず相手チームに警戒される)選手といえば、阪神タイガースの赤星憲広選手でしょう。
赤星選手は、苗字をそのまま英語にして「レッドスター」と呼ばれます。
阪神戦でファンがたくさん赤く塗った「☆」だけのプラカードを掲げますが、これだけで赤星選手の応援の意味になります。
赤星選手の場合は「赤い彗星」とも呼ばれます。「彗星」の由来は、足が彗星のごとく速いことから。
昨年まで4年連続で盗塁王に輝き(今年も現在のところ最多盗塁)、シーズン最多盗塁数としては歴代3位にランクインしています。
阪神タイガースに文字どおり彗星のごとく現れ、いまや押しも押されもせぬお茶の間のスターと言っていいのが、現日本ハムファイターズの新庄剛志(SHINJO)選手。
新庄選手は、阪神時代以来「プリンス」のニックネームで呼ばれています。
これも名付け親は浅学にしてわからないのですが、それまでのプロ野球選手のイメージを打ち砕く(?)ルックスのカッコよさ、華麗なファッション、そしてもっと華麗なプレーから、そう呼ばれるようになったのではないでしょうか。
日本ハムで、新庄選手と人気を二分する人気選手といえば、「ガッツ」こと小笠原道大選手。
「ガッツ」の由来は、ごはんをガッツガッツ食べるようすを見て、チームメイトの岩本勉選手がつけたとされていますが、文字どおりガッツあふれるプレーで、やはりどのチームのファンにも愛されている選手で、まさに「ガッツ」は言い得て妙といえるでしょう。
小笠原選手は「侍」「侍ガッツ」などとも呼ばれます。
「侍」も最初に言い出した人がわからないのですが、これは風貌と打席に立った姿を見れば、どなたもそう呼びたくなるのがすぐわかると思います。
「ガッツ」の名付け親にして、楽しいエピソード作りの名人、岩本選手は、プロ野球ファンのあいだでは「ガンちゃん」として親しまれています。
これは単純に、岩本の「岩」をそのまま訓読みしたもの。
よく似たニックネームの持ち主に「ベンちゃん」こと西武・和田一浩選手がいます。
これは、苗字が同じ、演出家の和田勉氏(正しくは「つとむ」ですが、よく「和田べんさん」と呼ばれます)に由来していると言われています。
こういうパターンの変則ニックネームは、チームの中やコアなファンの中だけで知られるものであることも多いのですが、和田選手もまた、敵味方を越えて、リーグを越えて、幅広くプロ野球ファンに愛され、人望もあついことからでしょうか、球界やファンのあいだに「ベンちゃん」が定着しています。
どんどん長くなりそうなので、とりあえず基本中の基本という感じで。
あ、「宗リン」「ムネリン」はたぶん全国区だと思う(ソフトバンクホークス・川崎宗則選手)。
俊足、積極性、スター性という意味では、「鷹の彗星」や「鷹のプリンス」でもいいのに、と思われる方もおられるかもしれませんが、なぜかゴッツイおっさんにまで「ムネリンかっこよか〜!」と熱く絶叫させてしまう理由は、おそらく下の写真でおわかりかと、ええ。
http://www.osakadome.co.jp/zak2/goods/0508023-0411.htm
木村拓:そのまんま「キムタク」。選手の間では「タク」。
東出:小さいので「チビ」「チキート」、達川の一言がきっかけになった「ネルソン」。
緒方:「メグ」。まつ毛が魔女っ子メグ並みに長いのが理由だが、なんと球団公認(笑)。
澤崎:「サワ」
黒田:「クロ」
佐々岡:「ササ」
横山:「ヨコ」「横チン」。冗談じゃなくて高校時代からこう呼ばれていたらしい。
河内:「ウッチー」。達川がドラフト直後に「ウッチー・ベッチーで売り出そう」という一言から。
新井:「あらバカ」。自分でバカを認めるなよな〜。
廣瀬:「チャーリー」。広島弁でもみあげを「チャリ」というところから。
木村一:それまでは「キムカズ」「キムピン」だったが、今年のキャンプでの爆笑事件で今じゃ「森伊蔵」(笑)。
石原:「ウータン」。オランウータンみたいだかららしい?
仁部:東出より小さいので「小チビ」「ミクロ」
松本奉:「マツ」
岡上:「ガミ」。グラブにも「Gami」とあるので本人公認の様子。
倉:特にないが、たまに活躍するとファンの間で「クララ」と言われてる。
森笠:「モリ」。主に前田が呼んでいる。
大島:「フラミンゴ」。足が長くて細いかららしい。
天野:「コッペ」。名前の「浩一」から来ているみたい。ちなみに姉「チッペ」、弟「タッペ」
栗原:コーチからは「健太」、ファンは「栗ケン」
玉山:「タマちゃん」。けっしてアザラシではありません(苦笑)。
苫米地:「ベッチー」。河内同様に達川の一言から。
矢野:「マタドール」。ポルノグラフィティがラジオ番組で命名。
私は、以前、ロッテファンの少年に質問してみたところ、黒木さんはジョニーウォーカーというお酒が好きで、自分から、“オレをジョニーと呼んでくれ”と言ったことから始まったと聞きましたが・・。
(演歌のジョージから来ているという説もあるんですね…。果たしてどっちが本当なのか気になります)
あとは、ヨシノブのウルフも何ゆえウルフなのか…。
中日カズキさんのピンクゴジラは、見た目で大納得ですが、ヨシノブはちょっとよく分かりません。
確かにニックネームの由来は気になりますね…。
家でも使うくらいだから(^_^)結構愛着ありそうですね。
という、選手のあだ名をまとめたサイトが
ありましたよ。
その内容のダイジェストが、ニッポン放送公式サイトに再録されたのですが、そのコピペが以下で読めます。
http://homepage1.nifty.com/Johnny54/r-990314.htm
いつのまに「ジョージ」が「ジョニー」になったのかは、鳴尾浜小町さんが書いておられるとおりの詳細なエピソードを、数年前に「習慣ベースボール」というサイトで読んだことがあります。
残念ながら今はその記事はもう読めないようですが、野球がまったくわからない方でも絶対に笑えて、なおかつ選手に親近感を持てる「習慣ベースボール」さんのURLも載せておきます。
ニックネーム関連の楽しい情報も、いちはやく知ることができます。
http://bb.new.gr.jp/
巨人の高橋由伸選手の「ウルフ」は、愛称やニックネームというよりも、入団したときに球団がつけたキャッチコピーだったと記憶しています。
実際に誰がつけているのかははっきりしないのですが、長嶋監督時代のゴールデンルーキーについたキャッチコピーは、すべて長嶋さんがつけたことにする、というのが巨人のならわしです。
日本ハムの侍、小笠原選手の「ガッツ」については、自分の前の投稿をお読みいただければ幸いです。
命名者は「ガンちゃん」です。
そうそう、ヤクルトの岩村選手も、チーム内では、苗字の「岩」の音読みで「ガンちゃん」と呼ばれています。
☆「相手にとって悪魔のような守護神」の略で
「魔神」になった。その後98年の優勝に貢献するなど大活躍したので、「魔神」に「大」がついた。
☆「本来は、当時巨人(現阪神でいいのかな?)の石毛博史投手が『魔神』と呼ばれていた。
それに対抗して、佐々木投手が「ハマの大魔神」
と呼ばれていたが、石毛投手よりも佐々木投手のほうが大きく取り上げられるようになったので、
『ハマの』と付けないことも多い」
これだけでは寂しいので・・・。
ベイスターズ選手のあだ名などを。
☆龍神→金城龍彦選手
由来不明です。スミマセン。
☆アゴジラ→内川聖一選手。去年1試合3本塁打など、バッティングが好調だったため。
特徴のあるアゴ+「ゴジラ」で。
その他、一時的に呼ばれていたモノとして。
☆代魔神→門倉健投手。佐々木投手の離脱により、ストッパーを任されるようになったため。
「大魔神」の代理、という意味らしいです。
今は先発に戻ったため使われていませんが。