2005年03月24日

きょうろぐたんかん(パ)開幕〜

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「プロ野球短期リーグ観測調査」略して短観。「きょうろぐたんかん」というのを今週から始めます。
ま、これを読めば、各球団今週の調子はどうだったとか、そういうことがよく分かる連載を目指します。

で、今回はオープン戦総括と開幕5連戦のカード紹介という形になっております。

開幕というのは、たかが136分の1の戦いではありません。
下馬評の低いチームほど、よいスタートを切ることに専念せねばなりません。
もちろん優勝を狙うチームにとっても、開幕ダッシュといって、開幕直後から連勝を重ねることは、ペナント争いを優位に育てる上で不可欠です。

そういうわけで、早速、開幕から各チームの戦いに注目してくださいね。

本日、24日に発表された開幕登録メンバーもつけました。
登録は28人ですが、ベンチ入りは25人です。
なお、開幕時はその試合に投げないローテーション投手(先発)はベンチにいれても仕方がないので、少し野手を多めにいれる傾向にあります。
1軍間違いなしのハズの先発投手の名前がないのはそのせいです。

一応、このコーナーはパは毎週木曜、セは月曜に更新する予定。
セの開幕にあわせた「きょうろぐたんかん」は開幕登録が発表されてからになりますので、
水曜?ぐらいにアップする予定です。

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ソフトバンク
昨季77勝52敗4分 勝率0.597 率0.292(1)防4.58(4)
<OP戦>8勝8敗3分 率0.260 防3.90

昨季はプレーオフであと1勝に泣いたホークス。
やや安定感を欠いた投手陣を打力でカバーした形だった。
その攻撃陣も井口、バルデスが去り、現役メジャー2人にFAで大村が加わり、大きく様変わりしそうだ。
オープン戦では、新外国人のテストと大村、井出が加わった外野ではベテラン同士のポジション争いという印象で若手のアピールはややもの足りなかった。
新外国人では、バティスタよりもカブレラが0.346で2本塁打と結果を出した。
日本人では宮地が4割越えの打率で目立った。
投手陣では和田が4試合に投げて19回を2失点(防0.98)という安定感。
新垣がやや不安定な内容だった。
開幕では、エース格の斉藤和巳、昨季三冠王の松中がともに肩の違和感を訴えて欠場する見込み。城島が4番に座ることになりそうだ。
斉藤のほうは古傷だけにやや気になるところ。
現段階では
和田、新垣、杉内、馬原、星野?、グーリン?
でローテーションが回る見込み。
開幕は日本ハム、続いてロッテをともにヤフードーム(福岡ドーム)に迎える。
始球式は上戸彩他、オスカープロモーションのタレントさん。

<開幕登録>
松、馬原、山田、新垣、和田、吉武、神内、倉野、岡本、杉内、三瀬、竹岡
城島、的場
松中、吉本、鳥越、本間、カブレラ、森本、ズレータ、川崎、バティスタ
柴原、大村、宮地、荒金、井出
(28人)
森本選手は初の1軍登録。

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西武
昨季74勝58敗1分 勝率0.561 率0.276(4)防4.29(1)
<OP戦>8勝6敗2分 率0.281 防4.29

昨季は松井稼、そして伊東監督自身の離脱で下馬評が低かった西武。
投打とも若手が飛躍的伸びを見せ、日本一に輝いた。
オープン戦では野手は相変わらず、激しいポジション争いを見せたが、
投手陣では高校卒ルーキー涌井がローテーション入りを決めるという収穫があったものの
むしろ中堅のアピール不足が気になるところ。
野手では、昨季ブレークしたスイッチヒッター赤田が0.377。
正月のスポーツマンナンバーワン決定戦での活躍をシーズンにも繋げたい。
同じく昨季ブレークした中島も0.365、5本塁打でさらなる飛躍を予感させる。
現時点では
松坂、帆足、西口、涌井、石井貴
のローテーションで回る見込み。
開幕はインボイス西武ドームでオリックス、つづいて札幌ドームで日本ハムと対戦。
フェルナンデスが水疱瘡、高木浩之が目の違和感で欠場の見込み。
涌井は開幕4戦目の先発が有力視されており、
これはチームと高校の先輩松坂と同じ。ロードで日ハム戦というのも同じ。
因縁を感じる?
開幕戦始球式は徳重聡(俳優)orz

<開幕登録>
森、西口、大沼、涌井、松坂、長田、豊田、石井、正津、星野、帆足
野田、細川
中島、後藤、片岡、平尾、高木、石井、カブレラ、水田、GG佐藤
柴田、和田、赤田、佐藤、小関、貝塚
(28人)
※涌井、片岡は新人

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日本ハム
昨季66勝65敗2分 勝率0.504 率0.281(3)防4.72(5)
<OP戦>5勝8敗2分 率0.263 防3.64

昨季はロッテとの激しいプレーオフ争いを繰り広げた日本ハム。
今季の目標は2位以上で「北海道でプレーオフ」だ。
オープン戦では投手では、マイケル中村、鎌倉が中継ぎで目途がついた。
昨季抑えを務めた横山が打ち込まれるシーンが多かったのが気がかり。
野手では、木元が0.365、小田が0.333と活躍。
このあたりの選手の台頭が日ハム飛躍のカギといえそうだ。
現時点では
ミラバル、金村、江尻、トーマス、正田、押本?
でローテーションをまわしそう。
開幕はヤフードームでソフトバンク、その後札幌ドームで西武戦。
リーグ2強と目される2チームを叩いて、開幕ダッシュを決めたいところ。
札幌での開幕では昨年もやったウェルカムハイタッチが行われる模様。

<開幕登録>
ミラバル、井場、横山、立石、吉崎、MICHEAL、入来、押本、トーマス
高橋信、中嶋、實松
古城、小笠原、奈良原、セギノール、田中、木元、アルモンテ、小田、飯山
SHINJO、坪井、石本、島田、稲葉
(26人)
※MICHEALは新人

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ロッテ
昨季65勝65敗3分 勝率0.500 率0.264(6)防4.40(2)
<OP戦>7勝6敗1分 率0.222 防3.44

昨季はわずかの差でプレーオフ出場を逃したロッテ。
投高打低のチームだったが今年もその傾向は変わらなさそうだ。
オープン戦のリーム打率が2割2分。
頼みの外国人も揃って不振。ベニーもハワイ出身だけにもう少し暖かくならないとエンジンがかからない?
一方の投手陣は昨季2ケタ勝利の3人を軸に順調のよう。
清水は3試合14回を投げて自責点1で防0.64。
小林宏も最終戦で巨人打線を6回無失点に抑える投球をみせた。(もう一人は渡辺)
現時点では
清水、小林宏、渡辺、セラフィニ、小野?
でローテーションを回しそう。
開幕は千葉マリンで楽天と、その後大阪ドームでオリックス戦。
楽天とは投手戦になりそうだ。
開幕戦では金田正一氏の始球式、翌日は1974年日本一メンバー勢ぞろいと
久しぶりの開幕権ということで企画盛りだくさん。(ソース

<開幕登録>
神田、藤田、小宮山、山北、久保、清水、薮田、小林雅、山崎、高木
里崎、橋本
小坂、フランコ、堀、初芝、西岡、今江、福浦、渡辺
代田、諸積、サブロー、大塚、平下、パスクチ、井上、ベニー
(28人)

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オリックス
近鉄昨季61勝70敗2分 勝率0.466 率0.269(5)防4.46(3)
オリックス昨季49勝82敗2分 勝率0.374 率0.282(2)防5.66(6)

<OP戦>10勝3敗5分 率0.288 防2.68

合併して生まれた新チーム。
近鉄は昨季ローズが抜けたことで打線の中心を失い看板だった打線が急降下。
オリックスは投壊に加えて、チーム打率2位ながら得点は最下位(5位は近鉄)という効率の悪さ。
チーム本塁打が近鉄121、オリックス112と5位6位を争った。
さらに26本の礒部、19本の中村、24本のオーティズは合併球団から去ったので、
さらに長打力不足が懸念されるところ。

オープン戦ではチーム打率2割8分。得点も85でパのチームが全日程終えた時点で12球団トップと明るい兆候。
2チーム分の選手が激しいポジション争いを繰り広げている。
新外国人はガルシアは期待を裏切っているが、ブランボーは4割2本塁打で活躍の予感。
韓国実績外国人は、ウッズ(横浜→中日)、フェルナンデス(ロッテ→西武)と結果が出ているはブランボーは果たしてどうか。
投手成績も12球団トップ。小刻みな継投を見せるなど勝利にこだわった姿勢が目立った。
オリックスも3年連続最下位なので負け犬根性払拭のため、OP戦でのこの姿勢は評価できるのでは?
投手もパウエル改めJP、バーン改めケビンがヤクルト、阪神をそれぞれ7回無失点に抑えるなど順調な仕上がり。
現時点では
川越、JP、ケビン、パーラ?、ユウキ、加藤?
でローテーションを回しそう。
右投手ばかりだが、昨季のヤンキースだってそうだった・・と言っておこう。
開幕はインボイス西武ドームで西武、その後大阪ドームでロッテ戦。

大阪ドーム開幕戦では「ぐっさん」山口智充さんが国歌斉唱。

<開幕登録>
川越、歌藤、山口、山本、相木、萩原、菊池原、光原、吉川、
的山、日高
後藤、阿部、塩谷、水口、平野、北川、塩崎
村松、谷、ブランボー、ガルシア、下山、早川、大西
(25人)
近8人
オ13人
外2人
他1
新人1

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楽天
<OP戦>7勝8敗1分 率0.239 防2.85

 
新規参入球団。
飯田、関川のコンビにこだわるなど比較的固定メンバーの起用だったような気がする。
再生工場成功の条件としてはOP戦から使い続けて、期待していることを示すということがあるので、これはこれで・・というところ。
投手では期待の新人一場の二軍スタートが決まってしまったが、チーム防御率2点台と健闘。
小池、藤崎などが先発で結果を出した。
また中日から移籍の小山が6試合で8回無失点の好投で抑えに名乗りを上げた。
打つほうは終盤、新外国人ロペスも風邪で戦列を離れ純国産打線で臨むなど苦労した。
特に礒部の1割を切る打率が気がかり。
現時点では
岩隈、ラス、ホッジス、小池、藤崎
でローテーションを回しそう。
開幕を千葉マリンのロッテ戦で迎えたあと、ヤフードームでソフトバンク戦。
ロードが続き。仙台での開幕は4月になってからだ。

福盛、岩隈、有銘、小倉、徳元、ラス、吉田、マイエット、ホッジス、小山、藤崎
藤井、中村、長坂
酒井、吉岡、高須、山崎、大島、前田、山下、ロペス
森谷、飯田、礒部、関川、平石、川口
(28人)
近14人
オ4人
外4人
他5人
新人1人

※楽天は今週ロードしかないのでロードテルくん。
posted by しけたろう at 21:34| Comment(3) | TrackBack(1) | きょうろぐたんかん(パ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちなみに今日ちらっとみていたら、西武の始球式は私に名前の似ている徳重聡ではなく、ネプチューンの原田氏と名倉氏が二人揃っての始球式でした。

変更したんですかね?
まったくもって本当にどうでもいいんですが(笑)
Posted by カネシゲタカシ at 2005年03月26日 19:12
TVにこの間、食わず嫌い王に、田尾新監督と牛島新監督が
対決してて、田尾氏の意外な面がいろいろみれて面白かったです。好感度がアップしたんですよ。案外、監督向きなのかもしれませんね。
ま、今日、勝ったからこんなこと言ってみたんですが。
Posted by テド at 2005年03月26日 20:05
>カネシゲ監督
徳重は明日でした。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200403/gt2004031812.html

>テドさん
僕も見ましたが、スズメにカエルにイラブーとゲテモノ系が並んで牛島さんが気の毒でした。

Posted by しけたろう at 2005年03月26日 20:39
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Weblog: とりあえず日記★関東発○○便
Tracked: 2005-03-25 12:54