少し長いですが全文引用
さて、新聞を見ていて疑問に思ったことがまた1つ。
よく代打や投手交代の際に
右投手には左打者のほうが有利、
左投手には右打者のほうが・・・と言う話を聞きます。
(もしかしたら逆でしたっけ?)
セリーグなんかでは先発投手に右投手がくるか
左投手がくるかわからないとき
偵察要員まで出してきますよね。
“右投手には左打者のほうが有利”というのは
右打者に比べ、左打者のほうが少ないので
当たる回数が少ないから苦手意識が・・・
と理解できなくも無いのですが、
そうすると“左投手に右打者”の場合が説明つきません。
統計的なものなのでしょうか、風習的なものなんでしょうか。
何かいわれが判れば教えてください。
とりあえず、一般的な話をしましょう。
1.左打者は左投手に弱い・・
というのはまずあります。
2.右打者は左投手のほうが右投手より得意。
というのもまぁ一般的でしょう。
左投手に右打者というのは、「左打者よりマシ」というぐらいに思ったほうがいいでしょう。
左打者は左、右打者は右投手がなぜ苦手なのか・・
というと、
変化球のところで少し触れましたが、ほとんどの投手がスライダーを投げます。
体から離れていく変化球というのは打ちにくいのです。(一般的に)
その辺が関係あると思います。
・・・しかし、まぁそういうのは一般論です。
左打者を抑えるのが苦手な左投手もいれば(石川・ヤクルト)
左投手を打つのが得意な左打者もいます。(清水・巨人)
そのへんのデータはこちらのサイトを参照してください。
プロ野球を10倍楽しく見る方法
〜右対右、左対左は投手有利か〜
【関連する記事】
質問文の中にある「偵察要員」というのは、スターティングメンバーのなかに「前日に先発して、今日は絶対に出番がない投手」などを打順のなかに組み込んでおくやりかたですね。
試合開始直後に「偵察要員」である投手をひっこめ、発表された相手投手を得意とする野手に交代させます。
(大昔そういった風習を知らないで甲子園にいったとき、なんでスターティングメンバーに投手が二人も入ってるんだ?とパニックになった記憶があります)
一般的に左の好打者が出てきた場合、相手チームは投げている右ピッチャーを引っ込めて左投手を「ワンポイント」として投入するケースが数多く見られます(とくに緊迫する試合終盤)。
でも左打者に左投手をぶつけたところでやっぱりポコーンと打たれるケースも多く、見てるほうとしては「なんだかなぁ」と思います。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/8a/79bf1963c43494cea6e0b50a2f8f426a.jpg
よかったらしけたろうHC,記事中にも補足的に使ってやってくださいませ。
カネシゲ監督のイラストが大変わかりやすかったです。
なるほど。変化球が関係しているのですね。
左対左のはなしの追加ですが
「ボールの見やすさ」
もあると思います。
つまり投手の手からボールが離れる瞬間、
リリースポイントが左対右では見やすいのです。
左対左になりますと(ちょっと自分がバッターボックスに立っているつもりで聞いて欲しいのですが)、
自分の肩越しにリリースポイントが見えるはずです。
これがサイドスローやクロスステップで投げる投手になると、
背中越しと言ってもいいかもしれません。
一般的にこれは見にくい。
(角(巨)や田村(神)、今ウイリアムスかな)
に対して、左対右の場合、
どんなに横から投げようがリリースポイントはほぼ自分の正面に見えるはずです。
リリースポイントが見やすいとボールの軌道が見やすく、
打ちやすくなるのではないでしょうか。
ちなみにこれはバッティングセンターなどではわかりにくく、実際に対戦するとそれが実感できるかと思うます。
右打者の僕自身も左投手の球筋は見やすいです。
とこんな説もいかがでしょうか?
皆さんのコメントのとおり、右投手の球は見やすいですが、左投手って背中から球が出てくる感じでリリースポイントがわかりにくく、打ちにくいことは確かです。これは経験をつんで対処していくしかないのですが、左投手自体が少ないこともあって、なかなか経験をつむということも難しいのです。
一方、右対右の場合は、対戦するケースも多いから、あまり苦にならなくなるのでは。。。
特に、投手は
「あの球種があるからこういう結果なのだな〜」
というのを考えると面白いと思います。
というわけで、データを見ていて気になった投手で記事にしました。
全然、初心者向けではありません。
偵察要員のことを「アテ馬」なんて言いますね。
本来の語源は・・・まぁ、いいですね。