よく、球が変わったので投げにくくなったとか投げやすくなったと投手が言っているのをニュース等で見るのですが、縫い目の高さで投げやすい投げにくいがあるというの事までは分かるのですが、何故縫い目の高さでそういうものが変わるのでしょうか?指に引っかかりやすいといった事が理由でしょうか?
もし、指に引っかかりやすいというのが理由なら、何故指に引っかかりやすいと投げやすくなったり投げにくくなったりするのかを教えていただけるとうれしいです。
今年から低反発球を導入(ミズノ)したことによって、
「縫い目もこの際だから、メジャーに近づけるか?」ということで、
従来より縫い目の高いボールを使用する球団が増えそうです。
縫い目が高いボールを使う際のメリットとしてあがるのは
・ボールの変化が大きくなる
ということです。
これは、指にボールがひっかかりやすいのと同時に、ボール自体が空気抵抗をうけやすくなるためです。
デメリットとしては
・マメができやすい
ということでしょう。
これは体質によります。
キャンプ中ということで投げ込みを多くする必要がある時期ですので特に話題になったのではないかと思います。
変化球はボールが変化すればいいというものではなく、
コントロールしなくてはなりませんし、
わずかな変化でゴロを打たせる(空振りではなく)という使いかたもあるわけです。
そういう意味で「調整が必要」と言われているのではないかと思います。
参考記事
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/feb/o20050213_10.htm
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/sports/baseball/npb/20050304/20050304_h120.html
http://chuspo.chunichi.co.jp/dragons/tp2005/tp0203-1.htm
【関連する記事】
参考記事にも出てますが、ストレートにも影響があります。指が引っかかるんで回転が多くなって威力がます的な話ですね。でも逆に引っかかる分リリースポイント、感覚が異なるかもしれず、球種を問わずコントロールに影響が出そうです。
調整が必要、というのには、個々人の中での調整という面と、もしかしたら(球団として複数のボールからチョイスして使う場合)どのピッチャーはどの球を使うかということをチームとして整理する必要とかいう話に絡むかもしれません。仕入れの話もあるでしょうし。
総じて言える話としては、微妙な差でも大きな影響が出るくらいデリケートな職種ってことなんでしょうかね、ピッチャーって。
ボールの変化が大きくなるのは予想できたのですが、ストレートに影響したりマメができたりするというのは意外でした。投手は大変なんですね。