塁が詰まっている時に内野にフライが上がった場合は、インフィールドフライが宣告されて、捕球したか落球したかによらず打者はアウトとなります。姑息な手段による併殺プレーを防ぐためのルールです。
(1)インフィールドフライが適用される場合
・無死または一死で、走者が一・二塁または満塁の時(一塁および一・三塁は適用外)。
・内野手が普通の守備行為をすれば捕球できる飛球
(ただしバントの小飛球とライナーは適外)。
(2)インフィールドフライはインプレイ(ボールデッドではない)
・内野手の落球を見こして離塁、進塁しても良い。
・ただし、捕球されたら帰塁の義務が生じる。
簡単にいうとこういうルールです。
わざと落球して、併殺をとることを防ぐルールです。
さらに詳しく知りたい方は
http://www.npb.or.jp/CGI/cl/kiroku_put.cgi?id=00025&type=2
http://www2.plala.or.jp/ippeifuji/oshiete/infieldfry.htm
を参照してください。
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「塁が詰まっている時」が条件なんですね。
スッキリです^^
しけたろう様の説明どおり、インプレーですので
ファールゾーンに落ちたフライはファールになります。
キャッチャーフライなどファールになる恐れのある打球には審判員が『インフィールドフライ・イフ・フェア』と申告します。
プロ野球でもこんな事がありました。
平成3年大洋ー広島
2−2で迎えた9回裏1死満塁
バッター清水義之のキャッチャーフライを捕手・達川光男が落球。この時ボールはフェアグラウンドへ落ちたので達川はホームベースを踏み、一塁へ送球。
落球を見て、本塁へ走り出した3塁走者・山崎賢一はアウトと勘違いし、落胆した表情でホームベースを踏み、ベンチへ戻ろうとする。その時球審・谷博の『ゲームセット』の声・・・。
この場面、インフィールドフライの宣告で、清水はアウトの訳ですから、ランナーはフォースアウトになることも、タッチアップの義務もありません。
よって、タッチアウトでない山崎のホームインが認められたと言うわけです。
インフィールドフライを落としたときには、こんなプレーが見られるかもしれませんよ?