さて、さっそく質問です。
「ショート」という守備位置についてです。
以前、実家で家族と野球中継を見ていた際、母親に、
「それぞれの塁に一人守ってる人がいるのは分かるけど、あの背番号0の人(巨人時代の川相の事です)は何する人なの?」
「何で外野の方が広いのに、内野の人数の方が多いの?」
と聞かれて、うまく答えられませんでした。
そもそもなぜ「ショート」という名称なのでしょうか?よろしかったら是非教えてください。
この企画の最初で
野球ファン初心者時代の失敗&勘違い
というのをやったのですが、その中でも、はじめは「ショート」というポジションがよく分からなかった、という声が多かったです。
「ショート」という名前については、その中でtugendさんが教えてくれています。
19世紀の野球には、ファースト・セカンド・サードの他にピッチャーの横あたりで守る選手が2人いました。バッターの近く、つまり短い距離で打球を止める、ということで「ショートストップ」と呼ばれました。やがて1人になり、守備位置が今の位置になっても名前は今のまま残った、ということです。
さて、次に
「じゃあ、外野4内野3とか、外野2内野5、という配置にしてはダメなのかな」
という疑問ですが。
これは、OKです。
どちらもあまりやりませんが。
長い経験から、内野4外野3が一番よい配置だということになったのだと思います。
追加情報お願いします。
【関連する記事】
「??ショート? セカンド?」
「いいや、肩の弱い赤星くんの中継の中継をするポジション」
「10人目の野手? センターフロントとか……」
「いや、二中間でしょう」
そこでいろいろと調べてみましたら、ベースボール黎明期にあったそうです、外野と内野のさらに中継が。当時のボールは軽すぎてあまり遠くまで投げられないと言う事情がありました(超飛ばないボール?)。内野というより浅い外野という感じだったそうですが、short fielderと呼ばれていたそうです。(外野と内野の間の狭いフィールドという意味?)1860年代にshort stopという名称が採用され今に至ると書いてありました。
ですが、これも一説にすぎないようで、tugendさまのおっしゃるようなお話も聞かれるようですね。
丁寧な回答&解説、ありがとうございます!
>さて、次に
>「じゃあ、外野4内野3とか、外野2内野5、という配置にしてはダメなのかな」
>という疑問ですが。
これはメジャーリーグでイチローのいるマリナーズが内野5人シフトを敷いたことがありましたね。(02/05/31)
http://www.sanspo.com/mlb/top/mt200206/mt2002060201.html
結果は右犠飛打たれてサヨナラでしたが。
他にも04/04/20のアスレチックス対マリナーズ戦、日本でも04/07/03のオリックス対近鉄戦でも内野5人体制は採られてました。
内外野の人数とは関係無いですが、特定選手の打球方向の傾向によって、守備位置が極端に偏ることもありますよね。『王シフト』『松井シフト』あたりが有名でしょうか。
王監督が「人がいないところじゃなくて人の間を抜ける様に狙って打っていた」と言っていたのには感動しました。
今後も見に来ますのでよろしゅう。
short stop
つまり長打を単打に止める内野手ってことだと思っていました。
違うんですかね?
tugendさまのおっしゃるように、「打球を短い距離で止める」だと思いますよ。単打にすらしないのが目的でしょう。
ところで漢字では「遊撃手」と表現し「遊」とも表しますが、これも私は最初は謎でした。
で、他のブログで面白いエントリがあったので貼っておきますね。
http://sasapanda.com/toshi/archives/200502/03_0542-1484.php
いや、他力本願で申し訳ありませんが。
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